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不動産ニュース担当の梅林です。
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(株)R65(東京都杉並区)はこのほど、「高齢者(65歳以上)向け賃貸に関する実態調査」を行った。
全国の賃貸業を行う不動産管理会社に勤務、もしくは経営する方を対象に、2022年8月10日にインターネットで実施。有効回答数は860名。
それによると、管理戸数全体に対する「高齢者の入居可能な賃貸住宅」の割合は、「4社に1社(25.7%)」が「全くない(0%)」と回答した。
管理戸数3,000戸以上の不動産会社が6.7%に対して、管理戸数3,000戸未満の不動産会社は30.5%となり、管理戸数が少ない不動産会社ほど「全くない(0%)」割合が高い結果となった。
また、全体のうち約3割(28.3%)が「直近1年間で、年齢を理由に高齢者の入居を断ったことがある」と回答。全体の6割以上(64.3%)は、高齢者の入居に不安を抱いていることが分かった。
高齢者の入居後に「実際にトラブルがあった」割合は57.3%。
「入居前の不安」と「入居後のトラブル」との比較では、どちらも「孤独死による事故物件化」が最も多い(入居前:77.80%、入居後:56.25%)。
一方で、「入居前の不安」において2番目に多かった「死後の残置物の処理(52.0%)」は、「入居後のトラブル」においては37.5%となり、3番目に多くなっている。
「入居前の不安」において3番目に多かった「家賃滞納(34.61%)」は、「入居後のトラブル」においては2番目に多く42.56%だった。
今後の高齢者の賃貸住宅への受け入れに関しては、全体の約4割(38.3%)が「高齢者の受け入れを積極的に行うべき」と回答。
「全くそう思わない(4.19%)」が最も少ない一方で、「どちらとも言えない」が最も多く約5割(46.5%)を占めている。