賃料の推移:都心ほど上昇傾向が顕著
首都圏の成約賃料の推移を見ると、現在の賃料水準を「100」とした場合、以下のような変化が見られた。
シングル向け住戸
- 1年前:都心6区 94、23区(都心6区以外)96、その他首都圏 97
- 1年後:都心6区 106、23区 104、その他首都圏 103
ファミリー向け住戸
- 1年前:都心6区 93、23区 94、その他首都圏 96
- 1年後:都心6区 108、23区 105、その他首都圏 104
シングル・ファミリー向けともに賃料は上昇傾向にあり、とくに都心部ほど上昇率が高くなった。これは、コロナ禍後に都心回帰の動きが強まっていることを示している。
地方圏では、大阪市と福岡市で賃料の上昇が見られた一方、名古屋市では横ばいだった。
今後1年間の賃貸市場に影響を与える要因
アンケートでは、今後1年間のリーシング市場に大きな影響を与えると考えられる要因として、次の2つに回答が集中した。
- 住宅価格の変化
- 個人の就業環境や収入の増減
また、自由回答では以下のような「注目すべき変化」が挙げられた。
- テナント入れ替え時の賃料上昇幅の拡大
- 分譲マンション価格の高騰による賃貸ニーズの拡大
- 居住者の賃料インフレ意識の浸透
全体として、賃料の上昇を示唆する意見が多く見られた。