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イマドキの若者世代は「バルコニーなし」を選ぶ?
バルコニーを採用しない住宅が増加中
近年、バルコニーを設けない2階建て住宅の割合が急増しています。住環境研究所の調査によると、その割合は2018年度の10.8%から2022年度には30.6%へと、わずか5年で約3倍に拡大しました
2018年度には9割近くの住宅がバルコニーを設置していたことを考えると、大きな変化といえます。
特に「バルコニーなし」を選ぶ傾向が強いのは、30歳未満(37.9%)や30代(33.3%)の施主です(グラフ②参照)。また、別の調査では、バルコニーを設置している住宅でも、30歳未満の世帯で「バルコニーに洗濯物を干す」と答えたのは47.5%にとどまりました。
若い世代は、バルコニーを「洗濯物を干す場所」として活用する割合が低いことが分かります。
室内干しが主流に。その理由は?
では、なぜバルコニーで洗濯物を干さないのでしょうか?
千趣会の【調査レポート】「令和の共働き世帯の洗濯事情」によると、共働き世帯の**72.1%が「室内干し」をしており、そのうち49.5%**は「常時室内干し」でした。
主な理由は以下の通りです。
- 天候や外部環境の影響を避けたい
- 「ゲリラ豪雨や花粉などの影響を受けたくない」
- 「天気に左右されたくない」
- 共働き世帯にとって外干しは不便
- 日中は家を空けるため、突然の雨でもすぐに取り込めない
- 効率重視の生活スタイル
- 「時間の制約を受けたくない」
- 「時短・効率化を重視したい」
これらの理由から、特に共働き世帯では室内干しが当たり前になりつつあります。
ランドリールームが新たなトレンドに
住環境研究所の研究員は、バルコニーを設けない住宅が増えている背景として、以下の点を指摘しています。
- 共働き世帯の増加 → 夜間洗濯や乾燥機の利用が増えた
- 家事動線の効率化 → 洗濯物をバルコニーまで運んで干し、取り込む手間を省きたい
こうしたニーズに応えるため、注目されているのが**「ランドリールーム」**です。
千趣会の調査では、実際に室内干しをしている場所として「リビング」が最も多かったものの、理想の場所としては**「ランドリールーム」**が1位でした。
ランドリールームのメリット
✅ 洗濯動線がスムーズ(洗う → 干す → しまう を一か所で完結)
✅ 天候に左右されない
✅ アイロンがけや収納スペースとしても活用可能
住環境研究所では、洗面脱衣室の横に外光を取り込める**「ランドリールーム」**を設置する間取りを提案しています。洗濯機の近くで干せるので、家事の負担を大幅に軽減できます。
間取りのトレンドは「フレキシブル化」へ
近年、共働き世帯や単身者の増加により、住宅の間取りも変化しています。
例えば、住環境研究所の調査では、和室の採用率は大きく減少している一方で、畳コーナーは一定の人気を維持していることが分かりました。
今後は、従来の固定観念にとらわれず、より柔軟な間取りが求められる時代になりそうです。
📌 まとめ
✔ 若い世代を中心に「バルコニーなし」の住宅が増加中
✔ 共働き世帯では「室内干し」が主流(理由:天候・効率化・共働きのライフスタイル)
✔ ランドリールームが新たなトレンドに
✔ 住宅の間取りは、よりフレキシブルな形へと進化中
これからの住まい選びでは、「バルコニーが必要かどうか」だけでなく、「家事のしやすさ」を考えた間取りが重要になりそうですね。