「借入金額」を世帯年収別に比較してみると、ペアローンの方が単独ローンよりも借入額が多い傾向が明らかになりました。中央値では、ペアローンの借入額は単独ローンの約1.3倍に達しています。
また、「返済設定期間」については、単独ローン・ペアローンともに「35年」を選ぶ人が多数派で、それぞれ50.4%、57.9%でした。
しかし、ペアローンでは「36年以上」の超長期ローンを選ぶ割合が7.9%と、単独ローン(2.5%)より大幅に高くなっています。これは、借入金額が大きくなる影響と考えられます。
さらに、ペアローンにおける負担割合を見ると、「女性より男性の負担が多い(女性<男性)」が49.8%で最多ですが、「女性=男性」というケースも43.9%と多く、女性の正規雇用の増加や、収入格差の縮小が背景にあると考えられます。