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住宅ローンは頭金0円!

■ なぜ資金があるのに頭金ゼロを選ぶのか?

保有金融資産が500万円以上ある人を対象に理由を尋ねると、頭金ゼロを選んだ主な理由は以下の通りでした。

  • 手元資金を確保しておきたかったから(27.3%)

  • 金利が低かったから(25.9%)

  • 住宅ローン減税が活用できるから(20.6%)

低金利により返済への影響が小さかったことや、ローン減税の適用額が増えるメリットを重視する傾向が読み取れます。

■ 頭金ゼロだと借入額や返済期間はどうなる?

頭金の有無と借入金額の中央値を比較すると、頭金ゼロの人のほうが借入額は多い傾向にあります。実際、4000万円以上借りている割合は32.4%に達します。

ただし、借入金額に頭金を加えた「住宅購入価格」を比較すると、頭金の割合に関係なく、ほぼ同じ価格帯の住宅が選ばれていることも分かっています。つまり、同じ価格の住宅を買う際に、頭金と借入額の配分をどうするかという違いに過ぎません。

また、借入期間については、頭金ゼロの人は返済期間が長くなる傾向があり、最長の「35年ローン」を選んだ人が55.9%、さらに「36年以上」の超長期ローンを選ぶ人も比較的多くなっています。借入額が増えるため、返済期間を長くして毎月の返済額を抑えていると考えられます。

■ 住宅ローン返済と資産形成を両立する時代へ

現在、住宅ローン返済中の人に資産形成の取り組みを聞いたところ、頭金の割合に関わらず7割以上が資産形成に取り組んでいることが分かりました。住宅ローンと資産形成を同時に行う人が増えているのです。

ただし、年間の資産形成額を中央値で比較すると、

  • 頭金ゼロ:95万円

  • 頭金1割:87.8万円

  • 頭金3割:117.2万円

  • 頭金4割以上:135.6万円

となり、頭金が多いほど資産形成額も多い傾向があります。

■ 頭金ゼロの注意点

頭金ゼロは手元資金を確保できる反面、注意すべきポイントがあります。

  • 借入額が増える

  • 返済期間が長くなる

  • 金利が上昇すると利息負担が増える

  • 頭金1割以上で金利が下がる金融機関もある

  • オーバーローンのリスク(売却価格よりローン残高が上回る可能性)

これらを理解したうえで資金計画を立てる必要があります。

■ 資産形成でコントロールする選択肢も

金利が上昇すると資産運用の利回りも上がるため、資産運用で余剰資金を増やし、繰上げ返済で調整することも可能です。ただし、住宅ローンと資産運用を両立するには高い金融リテラシーが必要になります。

最も避けたいのは、貯蓄ができないまま頭金ゼロ=借りすぎの状態で住宅を購入してしまうことです。住宅ローンと資産形成、どちらも長期的な視点で計画的に進めることが大切です。

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