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マンションのベランダやバルコニーでプール遊び可能?

こんにちは

今週は私も気になるこのニュース

「バルコニーでプール遊びは可能なのか」

 

マンションのベランダやバルコニーは部屋に接して設置しているため、勘違いされがちですが、実は専有部分ではなく共用部分にあたります。

しかし、実際に使用できるのは「専用使用権」があるその住戸の住人に限られ、一般の共用部分と区別するため、「専用使用部分」と呼ばれます。

また、マンションの1階住戸にはベランダやバルコニーではなく専用庭がついていることもありますが、1階の専用庭も「専用使用部分」です。

分譲マンションの場合、共用部分の使用についてはマンションの管理規約や使用細則などで定められていて、賃貸の場合は賃貸契約書や入居のしおりなどに書かれていることもありますが、

ベランダやバルコニーでのプール使用については明記されていないことが多いそうです。

「マンションの管理や使用についてのルールなどが定められているマンション管理規約ですが、多くのマンションの管理規約は国土交通省が作成した『マンション標準管理規約』を基に作成されています。

マンション標準管理規約では、区分所有者のバルコニー等の使用について、 “専用使用権を有することを承認する”とあり、バルコニーについて“通常の使用に伴うものについては、専用使用権を有する者がその責任と負担においてこれを行わなければならない”ともされています。

つまり、一般的なマンションの管理規約には、ベランダやバルコニーでのプール遊びを行ってはいけないということが明示されていることはほとんどありません

 

さらに、管理規約に基づいて細かなルールを定めた使用細則についても、中には「バルコニー使用細則」を設けている管理組合もありますが、

プールの使用について明確なルールを設けていることはほとんどないそうです。

子ども用のプールをベランダやバルコニーに短時間出して使用することを禁止しているとは言えません。

ただし、マンションのベランダやバルコニーというのは避難経路であるため、日常的に物を出しておくことはNGです。

マンションのベランダやバルコニーでプール遊びをすること自体が必ずしも禁止されている行為とは言えませんが、ビニールプールを出しっぱなしにしたり、プールの水を大量にベランダやバルコニーに流したりすることは避けるようにしましょう

マンションの管理規約や使用細則にベランダやバルコニーでのプール遊びを禁止すると明記されていない場合も、遊び方次第では、ルール違反ととられることもあると考えておくのがいいでしょう。自己判断が難しい場合も多いと思うので、ルールがわからない場合は、管理員や管理会社、賃貸の場合は大家さんなどに確認してから行うのが安心です。

 

マンションのベランダプールでよくあるトラブル

ベランダやバルコニーでのプール遊びは子どもにとっては楽しいものですが、事故につながったり、近隣トラブルになる可能性もあるので、注意が必要です。

転落・溺水事故のリスク

ベランダやバルコニーは転落事故が起こることもあるので、プール遊びをする場合は子どもから目を離さないというのは必ず守るべきポイントです。

自宅のベランダやバルコニーだからといって、目を離すのは絶対に避け、水を少ししか入れていなくても、溺れることもあるのでそばで見守るようにしましょう。

また、プール遊び後もビニールプールを膨らませたままベランダやバルコニーに放置したりすると、踏み台にして柵を乗り越えてしまう可能性があります。

転落事故につながる恐れがあるので、面倒でも必ず遊び終わったら室内へしまうことが大事です。

「1階の専用庭などでプール遊びをする場合は転落事故のリスクはありませんが、1階は、外部からの視線を避けにくいということがあるため、盗撮などのリスクが気になることもあるかもしれません」

騒音トラブル

プール遊びをすれば子どもは声を出してしまうものですが、ベランダやバルコニーで大きな声を出せば、不快に思う人もいます。

「最近は、平日の日中も自宅でリモートワークという人が少なくありません。換気のために窓を開けたりすると、近隣住戸のベランダやバルコニーの音などは聞こえやすくなるので、

ベランダやバルコニーでプール遊びをすると、子どもの遊ぶ声がうるさいというクレームにつながることもあります」

水の排水トラブル

マンションのベランダやバルコニーの排水溝は雨水の排水のために設けられたものであり、プールの水を一度にその排水溝に流してしまうと、隣のベランダやバルコニーまで水が流れていったり、

下の階のベランダやバルコニーが水浸しになってしまうということもあります。

また、マンションのベランダやバルコニーは避難経路になるため、ベランダやバルコニーに避難ハッチがある住戸もあります。

そのような場合は、避難ハッチの上でプール遊びをして避難ハッチに水が入ると、そこから下の階に水が垂れたり、錆びてしまったりすることもあるそうです。

「水漏れのリスクだけでなく、避難ハッチの上でプール遊びをしてしまうと、開口部なので不測の事態で落下や転落、重みで避難ハッチの蓋が歪んで開かなくなったりする可能性も考えられます。

避難ハッチがある場合は、その上でプール遊びをするのは避けましょう」

ベランダプールの水の入れ方や捨て方

ベランダやバルコニーにスロップシンクがあれば、ホースをつないでビニールプールに水を入れることもできますが、スロップシンクなどがない場合は、浴室や洗面所などでバケツに水を汲んで、

ベランダやバルコニーまで運ぶことになります。

また、遊んだ後の排水については、前述した通り、大量の水を一度にベランダやバルコニーの排水溝に流してしまうと、隣や下の階のベランダやバルコニーが水浸しになる可能性もあるので、

そのままプールをひっくり返すのはマナー違反です。

底などに排水用の穴があるタイプのビニールプールでも、ベランダやバルコニーにそのまま排水せずに、バケツに水を汲むなどして、スロップシンクや浴室に水を捨てるようにしましょう。

「ベランダやバルコニーにスロップシンクが付いていないマンションも多いので、ビニールプールに水を入れたり、排水したりするのは大変だとは思いますが、一気に大量の水をベランダやバルコニーに流すのは避けましょう。スロップシンクや浴室などに排水した後、残った少量の水を静かに流す程度であれば問題ありませんが、排水溝はゴミなどが溜まっていることも多いので、事前に排水溝の掃除をしておくと、より安心です」

マンションのベランダやバルコニーでプール遊びをする時の注意点

遊ぶ時間は短く、子どもから目を離さない

せっかくの楽しいプール遊びが悲しい事故につながることがないよう、ベランダプールをする際は必ず大人がそばで見守るようにしましょう。

プール遊びは溺れる事故も心配ですが、最近ではマンションの高層階からの子どもの転落事故も多く、マンションのベランダやバルコニーを子どもの日常的な遊び場とするのはあまりオススメできません。

日中ずっとベランダやバルコニーにプールを出しておくといった遊び方になると、大人も目を離してしまったり、子どもがふざけて柵を乗り越えてしまったりする可能性も高まります。

ベランダプールをするのであれば、できるだけ短時間で遊び、片付けもしっかりするようにしましょう。

周囲に声をかけておく

ベランダやバルコニーでプール遊びをする際は、近隣の迷惑にならないよう、子どもには大きな声を出してはいけないことを事前にしっかり伝えておくことも大事ですが、プール遊びをする前に、

近隣に声をかけておくことで、トラブルを防ぐことにもつながります。

「夏休みの間にベランダやバルコニーでプール遊びをすることがあるかもしれませんと、両隣や上下階の住人に知らせておくと、もし水が少し飛んできたり、声が聞こえてきたりした時も、

感じ方は変わってくるものです。トラブルにつながらないようにするには、周囲への配慮が肝心です。

また、発想を転換して、ベランダプールではなく、マンションの敷地内の共用スペースなどでほかの住人と協力してプール遊びをする方法を模索するのも良いのではないでしょうか。

マンションには同じように小さな子どもがいる家庭で、自宅でプール遊びをさせてあげたいと思っている人も少なからずいるかもしれません。

管理員や管理会社、理事会などに相談して、マンションの子ども達が参加できるようなプール遊びの機会を設ければ、住民同士の交流を図る良い機会にもつながるのではないでしょうか」

中庭などであれば、ベランダやバルコニーのような転落リスクを心配する必要もないので、身近な場所でのびのびとプール遊びをさせてあげたいという場合は、

マンションコミュニティを巻き込んで、プール遊びを計画するのも楽しそうです。

ベランダやバルコニーでのプール遊びが明確に禁止されていないマンションでも、ベランダプールには近隣トラブルや転落事故などのリスクが伴います。

安全に楽しい夏を過ごせるよう、ルールやマナーを理解した上で、ベランダプールを計画するようにしたいですね。

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